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技術講座 生化学
市販EIAキットを用いたCEA測定法
著者: 松井朝子1
所属機関: 1新潟大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1338 - P.1342
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現在市販されているCEA測定キットはキット間差があり,各社の標準品を測定すると互いに表示値と異なったデータが得られる場合が多い.これは主に使用する抗体の特異性の差によると考えられている.加えて,簡易化,迅速化,微量化のニーズのゆえに,抗体量,抗体濃度,検体量,検体希釈倍数,反応時間,その他各社それぞれで対応しており,その結果,測定値は複雑に変化しうることが予想された.
本稿では,エンザイムイムノアッセイ用キットの使用経験を中心に述べ,現状を紹介した.
現在市販されているCEA測定キットはキット間差があり,各社の標準品を測定すると互いに表示値と異なったデータが得られる場合が多い.これは主に使用する抗体の特異性の差によると考えられている.加えて,簡易化,迅速化,微量化のニーズのゆえに,抗体量,抗体濃度,検体量,検体希釈倍数,反応時間,その他各社それぞれで対応しており,その結果,測定値は複雑に変化しうることが予想された.
本稿では,エンザイムイムノアッセイ用キットの使用経験を中心に述べ,現状を紹介した.
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