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技術講座 細菌
リムルステストによるエンドトキシンの測定法
著者: 池上敬一1 池邨勝美1 杉本侃1
所属機関: 1大阪大学医学部救急医学講座
ページ範囲:P.1343 - P.1347
文献購入ページに移動エンドトキシン測定法であるリムルステストについて概説した.従来行われてきたゲル化法は,結果判定が客観的に行えない欠点がある.合成基質法を用いることによりエンドトキシン測定は,感度と再現性よく行えるようになった.現在,エンドトキシン測定キットとして,トキシカラーとエンドスペシーがある.前者は,エンドトキシンのみならず(1→3)-β-D-グルカンにも反応するが,後者はエンドトキシンのみに反応する.これらのテストの開発は,エンドトキシン血症の病態解明の手段にとどまらず,(1→3)-β-D-グルカン測定を深在性真菌症の診断に利用するという新たな展開をもたらした.
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