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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻12号

1988年11月発行

文献概要

技術講座 細菌

リムルステストによるエンドトキシンの測定法

著者: 池上敬一1 池邨勝美1 杉本侃1

所属機関: 1大阪大学医学部救急医学講座

ページ範囲:P.1343 - P.1347

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サマリー
 エンドトキシン測定法であるリムルステストについて概説した.従来行われてきたゲル化法は,結果判定が客観的に行えない欠点がある.合成基質法を用いることによりエンドトキシン測定は,感度と再現性よく行えるようになった.現在,エンドトキシン測定キットとして,トキシカラーとエンドスペシーがある.前者は,エンドトキシンのみならず(1→3)-β-D-グルカンにも反応するが,後者はエンドトキシンのみに反応する.これらのテストの開発は,エンドトキシン血症の病態解明の手段にとどまらず,(1→3)-β-D-グルカン測定を深在性真菌症の診断に利用するという新たな展開をもたらした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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