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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻12号

1988年11月発行

文献概要

技術講座 生理

光ディスクによる医用画像のファイリング

著者: 尾上守夫1

所属機関: 1(株)リコー/中央研究所

ページ範囲:P.1353 - P.1358

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サマリー
 従来の医用画像の代表はX線写真であった.その保管・整理にはどこの病院も頭を悩ましている.複製による情報の劣化があるために,あくまで原写真の保管,検索,貸出し,回収が中心になるからである.
 計算トモグラフィー(CT)の登場は医用画像のディジタル化の幕明けであった.その後,核医学,ディジタル・ラジオグラフィー(DR),超音波エコー図,磁気共鳴(MRI)などディジタル化は各種のモダリティーに急速に拡大してきた.情報量が膨大なために最後まで残った通常のX線像もイメージング・プレートの登場によりディジタル化の目途がついてきた.
 ディジタル画像の特色は複製,保管,伝送によって劣化しないことである.したがって各種モーダリティーの画像を統一的・総合的に管理することが可能になる.その際もっとも必要なのは大容量の電子ファイルである.最近登場した追記型光ディスクは1枚でギガバイト級の記憶容量を安価に提供できるので,この目的に最適である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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