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乳児ボツリヌス症
著者: 小林とよ子1 上野一恵1
所属機関: 1岐阜大学医学部附属嫌気性菌実験施設
ページ範囲:P.1395 - P.1396
文献購入ページに移動ボツリヌス菌は産生する毒素の特徴からA,B,C,D,E,F,G型に分類されている.人にボツリヌス食中毒を起こすのはA,B,E,F型菌で,時にG型も報告されている.わが国では東北,北海道でみられる"いずし"によるボツリヌス食中毒がE型菌によることは周知のところである.しかし,わが国でも,ごくまれに缶詰などによるA型の食中毒があり,数年前の"からし蓮根によるボツリヌスA型菌食中毒事件"は有名である.
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