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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻12号

1988年11月発行

文献概要

けんさ質問箱

多発性骨髄腫における尿中Bence Jones蛋白

著者: 戸川敦1 T子

所属機関: 1国立病院医療センター内科

ページ範囲:P.1400 - P.1400

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問 多発性骨髄腫の患者で,尿中Bence Jones蛋白が,従来のスルホサリチル酸法またはパトナム法では陰性ですが,20倍濃縮尿を用い免疫電気泳動を行うと検出されました.この疾患の場合,尿中Bence Jones蛋白は微量であれ,必ず存在するのでしょうか.(山形・T子)
答 多発性骨髄腫(骨髄腫)で尿中にBence Jones蛋白(BJP)が必ず見られるか,とのご質問ですが,たぶん見られると思うというのが,私の答えです.ただし,そのためには未治療例で,濃縮尿を用い,感度のよい検査法を用いるならば,との条件がつきます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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