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検査法の基礎理論
リウマトイド因子の検出法と多様性
著者: 小林茂人1 田嶋美智子1 廣瀬俊一1
所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科
ページ範囲:P.1422 - P.1426
文献購入ページに移動リウマトイド因子(RF)は慢性関節リウマチをはじめ多くの疾患で出現する.従来から凝集法によりIgMRFの半定量法が普及していたが,疾患の活動性の微妙な変化を把握するため比濁法によるIgMの定量法やELISAによるクラス別RFの定量法の需要が高まってきている.これまでクラス別RF検出法で実験系のクラス特異性が明確でない場合が多く,特にIgGRFでは自己凝集やIgMRFとの複合体を形成していることがあるので,実験系の確立は慎重を要する.クラス別RF測定結果から疾患によって,クラス別RFの産生状態が疾患によって異なることが考えられ,病態の把握のうえで重要と考えられる.
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