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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻13号

1988年12月発行

文献概要

技術講座 血液

ベンチジン使用禁止以降のペルオキシダーゼ染色法

著者: 小宮正行1 大場操児2 古沢新平3

所属機関: 1濁協医科大学病院臨床検査部 2濁協医科大学病院 3濁協医科大学第三内科

ページ範囲:P.1438 - P.1441

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サマリー
 ペルオキシダーゼ反応の基質として古くから用いられていたベンチジン塩基が,1972年,発癌性のため入手困難となって以来,ベンチジン塩基に代わる基質を用いた染色法が次々に開発されている.一方,施設間の差をなくすために,1985年国際血液標準委員会(ICSH)により,①ジアミノベンチジン,②3-アミノ-9-エチルカルバゾール,③塩酸ベンチジン(BDH)を基質とする標準法が提唱された.しかし,これらの標準法は現時点ではあくまでreference methodであり,完全に確立されたものとはいい難い.ここでは,DAB法,3AC法の標準法およびその変法,α-ナフトールブリリアントクレシルブルー法を紹介し,各法の特徴を比較した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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