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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻13号

1988年12月発行

文献概要

技術講座 血清

HBc抗体検出法とその意義

著者: 大森友幸1 鵜沼直雄2

所属機関: 1三井記念病院中央検査部 2三井記念病院消化器センター内科

ページ範囲:P.1442 - P.1446

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サマリー
 HBc抗体の検査法には,トータルのHBc抗体を検出するEIA法とPHA法,IgGクラスHBc抗体のみを検出するIAHA法,およびIgMクラスHBc抗体を検出するためのEIA法などがある.IAHA法およびIgMクラスHBc抗体検出のEIA法は,急性感染と持続感染の鑑別に有用である.特に,HBs抗原の検出時期を失したB型急性肝炎例には,IgMクラスHBc抗体検出法が有用な検査法である.PHA法,ElA法は疫学的な目的に多く用いられているが,HBs抗原陰性の肝疾患例において,HBc抗体が高力価陽性の場合,HBV持続感染の可能性を考える必要があることから有用な検査法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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