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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻13号

1988年12月発行

文献概要

マスターしよう検査技術

生体検査機器の保守管理

著者: 白井康之1 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査部

ページ範囲:P.1465 - P.1471

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 生体検査機器の日常の保守管理として毎日の始業点検,終業点検は欠かせないものである.具体的には,誘導コードや電源コードの断線,スイッチやペンなどの不良,電池の消耗などの点検である.また性能試験についても,始業時,終業時に校正曲線を描かせることによっておおまかにチェックできる.一方,定期的な点検では,安全性・信頼性を確保するために,できるだけそれぞれの機器のJIS規格に規定された各種試験法に従って行われることが望ましい.これらの試験はメーカーで出荷時に十分に行われているはずであるが,病院に納入されて長期間使用した機器は部品の劣化などで性能が落ちてくることが予想される.このため使用者側においても最小限の性能試験を行うことが必要である.
 生理検査項目は近年拡大し,かつ細分化されてきている.それに伴い生体検査機器の多様化も進み,超音波診断装置のような形態学的検査を行うものも含まれている.生体検査機器は,生体情報の取り出しかたによって次の三つに分類できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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