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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻13号

1988年12月発行

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トピックス

コンタクトレンズの細菌汚染

著者: 大石正夫1

所属機関: 1新潟大眼科

ページ範囲:P.1494 - P.1495

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 コンタクトレンズ(以下,CL)には,ハードコンタクトレンズ(以下,HCL)とソフトコンタクトレンズ(SCL)の2種類がある.その特徴は,HCLでは角膜乱視の矯正に優れており,汚れの付着は少なく,管理が簡単であるが,目に装用した際の装用感が劣っている点である.SCLでは装用感は優れているが,レンズの汚れが付着しやすく,取り扱いもややめんどうである.
 CL装用眼の合併症で,自覚症状としては疼痛がもっとも多く,その他,異物感,充血,流涙,かすみ,眼脂などがある.他覚症状では角膜びらんが多く,結膜充血,角膜点状混濁,角膜浸潤,角膜潰瘍などがみられる.中でも角膜潰瘍がもっとも重篤な合併症で,この誘因の一つとしてCLの汚染が問題となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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