文献詳細
けんさアラカルト
文献概要
臨床検査領域において,夜間部が果たしてきた役割が大きいことは,周知のことである.特に昭和30年代から40年代にかけての夜間部の存在意義は大きい.衛生検査・臨床検査の制度的過渡期にあって,検査助手が働きながら資格を得るためのたいせつな途であったし,また,急速に発展する検査の現場に対しては重要な即戦力の供給源でもあった.もちろん,高度成長下の日本社会にあって,価値ある資格を得るための勉学の場を一般勤労者に提供してきたということも無視できない.
このような存在意義のもとに,わが国には,現在19校の夜間課程教育施設が存在する.いずれも歴史と実績のある学校である.しかるに,昭和62年度学生募集を行った学校は,このうちわずか5校のみであった.総募集定員も,930名から200名に激減した.
このような存在意義のもとに,わが国には,現在19校の夜間課程教育施設が存在する.いずれも歴史と実績のある学校である.しかるに,昭和62年度学生募集を行った学校は,このうちわずか5校のみであった.総募集定員も,930名から200名に激減した.
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