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large granular lymphocyte
著者: 押味和夫1
所属機関: 1東京女子医科大学血液内科
ページ範囲:P.176 - P.177
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抗原による感作を必要とせずにある種の標的細胞を障害することのできるリンパ球が末梢血中に存在することが機能的に推定され,natural killer(NK)細胞と呼ばれるようになった.1979年Sakselaらは,NKに感受性を示す標的細胞に付着するのが,胞体にアズール顆粒を有する大型のリンパ球であり,このリンパ球がNK細胞であることを証明した1).彼らはこの大型細胞をlarge granular lymphocyte(LGL)と名づけた(図).ここでlargeはlymphocyteを形容する.つまり顆粒が大きいという意味ではなく,リンパ球が大きいという意味であることに注意してほしい.
抗原による感作を必要とせずにある種の標的細胞を障害することのできるリンパ球が末梢血中に存在することが機能的に推定され,natural killer(NK)細胞と呼ばれるようになった.1979年Sakselaらは,NKに感受性を示す標的細胞に付着するのが,胞体にアズール顆粒を有する大型のリンパ球であり,このリンパ球がNK細胞であることを証明した1).彼らはこの大型細胞をlarge granular lymphocyte(LGL)と名づけた(図).ここでlargeはlymphocyteを形容する.つまり顆粒が大きいという意味ではなく,リンパ球が大きいという意味であることに注意してほしい.
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