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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻3号

1988年03月発行

文献概要

病気のはなし

AIDS—病理学を中心として

著者: 板倉英世1

所属機関: 1長崎大学熱帯医学研究所病理学部門

ページ範囲:P.208 - P.213

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サマリー
 Acquired immune deficiency syndrome(AIDS)は,レトロウイルスの一つであるHuman immunodeficiency virus(HIV)によって引き起こされる症候群である.HIVがヒトのT4リンパ球に侵入してその機能を失わせ,そして破壊してしまうために,免疫系そのものの機能が不全に陥る.そして免疫能が落ちて無防備となった身体に便乗的にウイルス,細菌,原虫,真菌(カビ)などが侵入して日和見感染症を起こし,一方ではリンパ節の腫瘍である悪性リンパ腫や皮膚や内臓の軟部組織腫瘍であるカポシ肉腫が発生してくるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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