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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻3号

1988年03月発行

文献概要

けんさ質問箱

IgGリウマチ因子

著者: 向田直史1 N子

所属機関: 1自治医大臨床病理

ページ範囲:P.268 - P.269

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問 リウマチ因子はIgMといわれていますが,IgGのリウマチ因子があると聞きました.両者はどう違うのでしょうか.またIgGリウマチ因子はどのような方法で検出するのでしょうか.(栃木・N子)
答 IgGは,2本のγ鎖と2本のκまたはλ鎖よりなり,それぞれがS-S結合で連結され,全体としてはY字構造を示す蛋白である.γ鎖には,個々の分子でアミノ酸配列が大きく異なる可変部分がN末端に,アミノ酸配列が比較的一定の不変部分がC末端に存在することが知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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