文献詳細
文献概要
けんさ質問箱
IgGリウマチ因子
著者: 向田直史1 N子
所属機関: 1自治医大臨床病理
ページ範囲:P.268 - P.269
文献購入ページに移動問 リウマチ因子はIgMといわれていますが,IgGのリウマチ因子があると聞きました.両者はどう違うのでしょうか.またIgGリウマチ因子はどのような方法で検出するのでしょうか.(栃木・N子)
答 IgGは,2本のγ鎖と2本のκまたはλ鎖よりなり,それぞれがS-S結合で連結され,全体としてはY字構造を示す蛋白である.γ鎖には,個々の分子でアミノ酸配列が大きく異なる可変部分がN末端に,アミノ酸配列が比較的一定の不変部分がC末端に存在することが知られている.
答 IgGは,2本のγ鎖と2本のκまたはλ鎖よりなり,それぞれがS-S結合で連結され,全体としてはY字構造を示す蛋白である.γ鎖には,個々の分子でアミノ酸配列が大きく異なる可変部分がN末端に,アミノ酸配列が比較的一定の不変部分がC末端に存在することが知られている.
掲載誌情報