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文献概要
けんさアラカルト
臨床工学技士の業務と性格
著者: 水戸部光衛1
所属機関: 1東京都立駒込病院臨床検査科
ページ範囲:P.324 - P.324
文献購入ページに移動「臨床工学技士法」が昨62年6月2日に公布されたことは知っていることでしょう.これまでの資料や情報からできるだけ具体的に解説してみます.
まず臨床工学技士の仕事の内容ですが,法律では,「生命の維持管理装置の操作および保守点検」であり,「生命の維持管理装置」とは,「人の呼吸,循環又は代謝の一部を代替し,又は補助することを目的とされている装置をいう」となっています.医療機関で実際に使われているものは,人工呼吸器,人工心肺装置,補助循環装置,高気圧治療装置,体外式ペースメーカー,除細動器,人工透析装置,あとは集中治療室業務となっています,ここには心電図モニターや,脳波モニター,心電図電送装置などが設備されていたり,血液ガス分析器や電解質測定器,血球計算器など緊急検体検査機器が若干設置されているところが多いようです.
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