icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻4号

1988年04月発行

文献概要

技術講座 生化学

自動分析装置における酵素活性の検量係数の算出法

著者: 石田浩二1

所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.325 - P.329

文献購入ページに移動
 自動分析装置での酵素活性の測定には,連続計測法を用いる方法が主流となってきた.基質の変化量を補酵素NADHの減少または増加,あるいは反応生成物の増加から計測する.その計測法としては,吸光光度法が主に用いられ,1分間当たりの吸光度変化量から酵素活性値に換算する.そこで算出しなければならないのが,検量係数である.この名称はほかに,単位換算係数,装置定数,Kファクター,単にファクターなどとも呼ばれている.この検量係数の算出は,自動分析装置の場合,物理化学定数が装置によって違うため個々に求めなければならないのが現状である.ここでは,検量係数の具体的な算出方法について説明するが,紙数の都合上あまり詳しく書けなかった点については他の参考書1,2)を参照していただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?