icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻4号

1988年04月発行

文献概要

技術講座 血清

リウマチ因子の測定法

著者: 酒井一由1 長谷川勝俊1 井上茂樹2

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学病院臨床検査研究部 2藤田学園保健衛生大学衛生学部

ページ範囲:P.330 - P.334

文献購入ページに移動
サマリー
 リウマチ因子(RF)は慢性関節リウマチ患者の血清中に出現する自己抗体であり,免疫グロブリンのFc部分に対する抗体である.このRFの測定方法については多くの報告があるが,凝集反応を利用した形式がもっとも多い.RFの検出は検査室でも広く行われており,凝集を肉眼判定するもの,光学的に比色して検出するものなど種々の方法がある.検査室レベルでのRF測定は,スクリーニングテストとしてRAテストを行い,FI,FII分画を検出し,さらに確認用としてRAHA法などFI,FIII分画を検出する方法が望ましいとされている,また,光学的に比色する方法は客観的なデータが得られ,定量性に優れている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?