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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻4号

1988年04月発行

文献概要

検査ファイル 用語

遺伝子工学

著者: 上田国寛1

所属機関: 1京都大学臨床検査医学

ページ範囲:P.370 - P.371

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[1]概念
 遺伝子工学(gene engineering)の語は,今日「遺伝子操作技術」や「組換えDNA技術」とほとんど同義に使われている.これには,自然界に存在する遺伝子を単離して構造解析したり,そのまま,または一部手を加えて発現させ,その遺伝子の機能を解析するという分子生物学的あるいは分子遺伝学的側面と,遺伝子の加工改良を積極的に行い,特定の遺伝子産物の生産を飛躍的に向上させたり,新たな性質(耐熱性や高い酵素活性など)を賦与したりする分子工学的あるいは分子農学的側面がある.臨床検査の領域では,後に述べるように,このどちらも重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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