icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻5号

1988年05月発行

文献概要

検査法の基礎理論

抗原量と活性値—凝固・線溶関連因子を対象として

著者: 飯島憲司1 中村克己2

所属機関: 1鳥取大学病院検査部 2鳥取大学臨床検査医学

ページ範囲:P.405 - P.409

文献購入ページに移動
サマリー
 凝固・線溶に関連する因子の抗原量測定法についてはSRID法,Rocket法,RIA法,EIA法,免疫比濁法およびラテックス凝集法の特性を比較して論ずるとともに,市販の測定キットおよび特異抗体も紹介した.また,活性値測定については因子欠乏血漿を用いた凝固時間法および合成基質法などの特性について述べた.抗原量と活性埴の両測定値が解離した場合に考えられる解離の要因について,測定法上から測定誤差を生ずる原因を解析し,一方,蛋白分子上からは凝固・線溶活性をもたないいわゆる分子異常因子が考えられることを示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?