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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻5号

1988年05月発行

文献概要

技術講座 細菌

酵素法による細菌の同定

著者: 森伴雄1 岡田淳2

所属機関: 1三井記念病院中央検査部 2関東逓信病院微生物学検査科

ページ範囲:P.425 - P.430

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サマリー
 細菌の迅速同定法は数年前から実用化されつつある.そのうち1個のコロニーから数時間以内で同定可能な酵素法について解説する.酵素法は種々の合成発色基質を組み合わせたキットで,腸内細菌用のラピッド20,レンサ球菌用のIDS RapID STR,グラム陰性球菌用のゴノチェク-II,嫌気性菌用のIDS RapIDANAなどがある.これらは酵素活性の高い新鮮株について反応条件を厳守すれば,従来法より正確な同定成績が得られる.さらに嫌気性菌でも好気的環境下にて4時間の反応で成績が得られるので,迅速性も優れている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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