文献詳細
技術講座 細菌
文献概要
サマリー
細菌の迅速同定法は数年前から実用化されつつある.そのうち1個のコロニーから数時間以内で同定可能な酵素法について解説する.酵素法は種々の合成発色基質を組み合わせたキットで,腸内細菌用のラピッド20,レンサ球菌用のIDS RapID STR,グラム陰性球菌用のゴノチェク-II,嫌気性菌用のIDS RapIDANAなどがある.これらは酵素活性の高い新鮮株について反応条件を厳守すれば,従来法より正確な同定成績が得られる.さらに嫌気性菌でも好気的環境下にて4時間の反応で成績が得られるので,迅速性も優れている.
細菌の迅速同定法は数年前から実用化されつつある.そのうち1個のコロニーから数時間以内で同定可能な酵素法について解説する.酵素法は種々の合成発色基質を組み合わせたキットで,腸内細菌用のラピッド20,レンサ球菌用のIDS RapID STR,グラム陰性球菌用のゴノチェク-II,嫌気性菌用のIDS RapIDANAなどがある.これらは酵素活性の高い新鮮株について反応条件を厳守すれば,従来法より正確な同定成績が得られる.さらに嫌気性菌でも好気的環境下にて4時間の反応で成績が得られるので,迅速性も優れている.
掲載誌情報