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技術講座 生化学
標準血清の標準値の決定法—コレステロールについて
著者: 依田淳子1 梅本雅夫1
所属機関: 1(財)化学品検査協会生化学研究開発センター
ページ範囲:P.507 - P.510
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現在,血清中成分濃度の正確度の尺度として各施設では管理血清が用いられている.しかし,これらの管理血清においては正確さは保証されておらず,単に精度管理の指標にすぎない.
ここでは,血清成分のうち,肝実質障害,甲状腺代謝異常の鑑別診断に役だち,成人病対策の一環として大きな役割をもつコレステロールについて,原理的にもっとも正確で高精度な分析方法の一つである同位体希釈質量分析法について検討したので述べることにする.
現在,血清中成分濃度の正確度の尺度として各施設では管理血清が用いられている.しかし,これらの管理血清においては正確さは保証されておらず,単に精度管理の指標にすぎない.
ここでは,血清成分のうち,肝実質障害,甲状腺代謝異常の鑑別診断に役だち,成人病対策の一環として大きな役割をもつコレステロールについて,原理的にもっとも正確で高精度な分析方法の一つである同位体希釈質量分析法について検討したので述べることにする.
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