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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻6号

1988年06月発行

文献概要

検査ファイル 項目

リポ蛋白—特に分画法を中心に

著者: 清島満1

所属機関: 1岐阜大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.538 - P.539

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[1]リポ蛋白の分画法とその原理
 リポ蛋白はその比重,分子サイズ,電荷の差などにより数種類に分類され,その分画法もその性質の差を利用して種々の方法がある(表).この中でも,Gofmanらが確立した超遠心法がリポ蛋白分画のもっとも基本となる方法であり,これによってカイロミクロン,VLDL(超低比重リポ蛋白),IDL(中間比重リポ蛋白),LDL(低比重リポ蛋白),HDL(高比重リポ蛋白)に分類されている.しかし,この方法はその分画に多くの日数を要するため,一般の臨床検査では電気泳動法と沈殿法がよく利用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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