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創傷治癒におけるXIII因子の役割
著者: 小池克昌1 池松正次郎1 S生
所属機関: 1東京医大臨床病理
ページ範囲:P.560 - P.560
文献購入ページに移動答 XIII因子は活性化されると,血液凝固反応の最終段階で生じた可溶性フィブリンをさらに物理的,化学的に強固な凝血塊とするために,ブイブリン分子間にイソペプチド結合から成る分子間架橋(crosslink)を形成させる役割を負っている.この反応はXIII因子のトランスグルタミナーゼ活性によるもので,その作用はフィブリン間の結合だけではなく,コラーゲン,細胞膜表面や血漿に存在するフィブロネクチン,α2-プラスミン・インヒビターなども基質としてイソペプチド結合を形成することが知られている.
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