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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅰ 免疫化学検査の基礎

3・免疫化学検査の精度管理

著者: 細萱茂実1 内藤勝人1 野田美穂子1 久米章司1

所属機関: 1山梨医科大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.623 - P.628

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はじめに
 臨床検査の目的は臨床上有用な客観的データを提供することであり,その際データの信頼性を保証することはもっとも重要で基本的なことといえる.免疫反応を利用した検査法は一般の臨床化学検査法などと比較して多くの種類の測定法があり,また得られるデータも定性的な値から定量値に至るまでさまざまである.したがって,データの信頼性を維持し向上させることが目的である精度管理を考える場合,データのもつ性質をよく理解しそれぞれの測定法に合った適切な方法を用いることが必要である.そこで,まず臨床検査データの分類と定量値がもつ測定誤差について一般的に述べ,次に検量線が非線形であるという点において多くの臨床化学分析と異なる免疫化学検査法の誤差変動とその管理法について,従来から報告されてきた手法を整理するとともに問題点を中心に考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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