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免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 1・血漿蛋白 ③補体
b) C1q
著者: 巴山顕次1
所属機関: 1(株)スペシアル レファレンス ラボラトリー
ページ範囲:P.649 - P.651
文献購入ページに移動補体第1成分(C1)は,C1q,C1r,C1sの三つの亜成分がCaイオンにより結合している,分子量740,000の高分子である.C1qは抗原抗体複合体の抗体のFc部分に結合し,亜成分のC1r,C1sおよび補体成分のC4〜C9の順序によるclassical pathwayによって活性化される最初の段階に結合する必要な成分で,3種類のポリプペチド鎖から成る,分子量41,000の糖蛋白質である.そして,C1qの血中濃度は慢性関節リウマチ,強皮症などで高く,全身性エリテマトーデス,混合性結合組織病などで低く,病状の経過,臨床診断に活用されている.
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