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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 1・血漿蛋白

④CRP

著者: 笠原和恵1

所属機関: 1岡山済生会総合病院臨床検査科

ページ範囲:P.652 - P.654

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 CRP(C-reactive protein;C反応性蛋白)は,炎症や組織の壊死などの病態で著しく増加し,その変動域は1,000〜10,000倍に及ぶことから,長い間沈降反応(毛細管混合法)により半定量値が求められてきた.近年,測定技術・測定器機の開発によって微量抗原検出法(non-isotopic)が確立し,CRPも定量化の方向にあるが,いずれの方法もすべての検体のCRP値を1回で測定できないのが隘路である.しかし,抗原過剰のチェック機構,あるいは自動再希釈,再測定を行う器機も登場した.近時,健常人血清CRPの動態や尿,髄液CRP値も注目を集めるようになった.以下,測定法の長短を中心に紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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