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免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 1・血漿蛋白
⑦β2-マイクログロブリン
著者: 榎本博光1
所属機関: 1栄研化学(株)
ページ範囲:P.661 - P.663
文献購入ページに移動 現在,β2-マイクログロブリン(β2-microglobulin;β2-m)の測定は腎疾患,自己免疫性疾患,悪性腫瘍など種々の疾患の診断,経過観察および予後判定などに広く応用されている1).最近では,HIV感染者の予後診断にも応用できることが報告され2),臨床上ますます重要な検査となっている.β2-mの測定法としてはすでに多数のキットが市販されており,操作法などの詳細は各キットの説明書やほかに報告されている3).ここでは代表的な測定法についてその測定操作の概略を述べることとし,測定法の種類とその特徴および検体の取り扱いと測定に及ぼす影響を中心に述べる.
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