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免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 2・腫瘍マーカー
⑥SCC抗原
著者: 加藤紘1 林公一1
所属機関: 1山口大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.691 - P.693
文献購入ページに移動はじめに
近年モノクローナル抗体を利用して次々に新しい腫瘍マーカーが発見されているが,扁平上皮癌に対する腫瘍マーカーはいまだ数少ない.TA-4は扁平上皮癌に対して開発された数少ない腫瘍マーカーの一つである1).従来,TA-4の測定用キットとしてSCC抗原RIAキット(ダイナボット社)が広く利用されてきたが,1987年10月からモノクローナル抗体を利用した新しい測定キット(SCCリアビーズキット;ダイナボット社)が発売された.ここでは特にSCCリアビーズキットを中心に測定の実際について述べる.
近年モノクローナル抗体を利用して次々に新しい腫瘍マーカーが発見されているが,扁平上皮癌に対する腫瘍マーカーはいまだ数少ない.TA-4は扁平上皮癌に対して開発された数少ない腫瘍マーカーの一つである1).従来,TA-4の測定用キットとしてSCC抗原RIAキット(ダイナボット社)が広く利用されてきたが,1987年10月からモノクローナル抗体を利用した新しい測定キット(SCCリアビーズキット;ダイナボット社)が発売された.ここでは特にSCCリアビーズキットを中心に測定の実際について述べる.
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