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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 4・ウイルス感染症

②HBV

著者: 矢倉廣1

所属機関: 1国立姫路病院研究検査科

ページ範囲:P.718 - P.720

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 HBVはDane粒子とも呼ばれ直径42nmの球状粒子で,内部にcore粒子,外殻にHBs抗原を有する二重構造である.core粒子の表面にはHBc抗原が,その内部にはHBV-DNA,DNAポリメラーゼ,プロテインキナーゼなどが存在する.これらHBV関連抗原(HBs,HBe,HBc)に対応する抗体が互いに関連性をもって存在するので,種々の方法を用いて抗原-抗体を測定しその動態を知ることが,HBV感染症における病態把握に有用である.
 この稿では各抗原および抗体の主な測定法について述べるとともに,関連ある測定法間での成績の比較も加えたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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