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免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 5・ウイルス以外の感染症
①非ウイルス感染症の診断
著者: 疋田博之1
所属機関: 1日本大学医学部小児科
ページ範囲:P.728 - P.731
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ヒトの感染症を考えると,大きくウイルス感染と非ウイルス感染とに分けられる.非ウイルスということになると,細菌以外にマイコプラズマ,リケッチア,スピロヘータ,トキソプラズマなどの原虫,カンジダなどの真菌となるが,ここでは主に細菌について述べる.さらに細菌感染をみた場合,臓器により異なった症状を呈することになり,一方,臓器特異性のものから各臓器に感染するものがある.
細菌感染を考えると,確実に容易に早期に原因菌がわかることは臨床的にみて非常に有用であるが,実際に推定診断のもとに抗生剤が投与され,塗抹,培養などの細菌検査で検出され難い.そこで間接的な方法として血清中の各種抗体の検索が有用で現在いろいろな方法が施行されつつある.
ヒトの感染症を考えると,大きくウイルス感染と非ウイルス感染とに分けられる.非ウイルスということになると,細菌以外にマイコプラズマ,リケッチア,スピロヘータ,トキソプラズマなどの原虫,カンジダなどの真菌となるが,ここでは主に細菌について述べる.さらに細菌感染をみた場合,臓器により異なった症状を呈することになり,一方,臓器特異性のものから各臓器に感染するものがある.
細菌感染を考えると,確実に容易に早期に原因菌がわかることは臨床的にみて非常に有用であるが,実際に推定診断のもとに抗生剤が投与され,塗抹,培養などの細菌検査で検出され難い.そこで間接的な方法として血清中の各種抗体の検索が有用で現在いろいろな方法が施行されつつある.
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