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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 5・ウイルス以外の感染症

③トキソプラズマ

著者: 矢野明彦1 亀子光明2

所属機関: 1信州大学医学部寄生虫学教室 2信州大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.736 - P.737

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 トキソプラズマ症は,トキソプラズマ原虫(Toxoplasma gondii)の経口的(後天性)あるいは感染母体からの経胎盤的(先天性)感染によって起きる.先天性トキソプラズマ症の四大徴候は網脈絡膜炎,脳水腫,脳内石灰化像,精神・運動障害であり,後天性トキソプラズマ症では発熱,リンパ節炎,網脈絡膜炎,肺炎,脳炎などである.後天性トキソプラズマ症においては,感染後,約2週間目に抗体産生がみられるようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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