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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 7・凝固・線溶因子

②フィブリノゲン

著者: 東克己1

所属機関: 1杏林大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.763 - P.765

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フィブリノゲンとは
 血漿フィブリノゲン(fibrinogen;Fbg)は止血・血栓の病態把握に欠くべからざるパラメーターであり,また種々の炎症や悪性腫瘍における補助的診断や予後の判定にきわめて重要な情報を提供してくれることは周知のとおりである.このFbgは数多くの化学的性状を有するため,その定量法も相当多岐にわたる方法が考えられてきた.大きく分類すると生物学的活性を利用した凝血学的方法,物理化学的性状を利用した比濁法,抗原性を利用した免疫学的方法などがある.
 本稿では免疫学的測定法を中心に他方との比較や測定上の注意を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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