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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 7・凝固・線溶因子

③フィブリン分解産物(FDP)

著者: 東克己1

所属機関: 1杏林大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.766 - P.768

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 現在,凝固線溶系の異常,特に播種性血管内凝固症(disseminated intravascular coagulopathy;DIC)の診断および治療観察に種々の検査が日常検査として取り入れられているが,中でもフィブリン分解産物(fibrin/fibrinogen degradation products;FDP)測定は必須の検査の一つになっている.
 この検査は,血中において病的にプラスミン活性が亢進した結果を反映するフィブリンあるいはフィブリノゲンの分解産物を特異的に測定し,臨床像を全体的に把握しようとする補助診断の一つとして用いられている.またFDP測定は一般的には十数年前より臨床検査に導入され,それほど古い検査ではないが臨床的有用性が高く,測定法もいろいろ開発されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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