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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 7・凝固・線溶因子

④プラスミノゲン

著者: 本射滋己1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.769 - P.771

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 プラスミノゲン(PLG)は,線維素溶解現象(線溶)を引き起こすプラスミンの酵素前駆物質として血中に存在する,分子量80,000〜87,000の蛋白質で,肝にて産生される.したがって,PLGの測定は線溶能の動態を知るうえで必須の検査である.さらに最近では,PLGの減少および先天的欠損,あるいはPLG分子構造異常に伴う血栓症も報告されている1)ことから,免疫学的測定法は重要である.
 現在,一般的に実施されている定量法は,発色性合成基質を用いる方法と免疫学的測定法であるが,さらにPLGの蛋白構造異常を分析する方法があり,表に示す各種の測定方法が実施されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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