icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 8・ホルモン B 甲状腺ホルモン

②T3,T4

著者: 酒井倫子1 金井正光2

所属機関: 1信州大学医学部附属病院中央検査部 2信州大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.812 - P.814

文献購入ページに移動
 T3,T4の測定は,従来の蛋白結合ヨード(PBI)法,ブタノール抽出性ヨード(BEI)法を経て,1960年代には蛋白競合結合(competitive protein binding analysis;CPBA)法が行われ,1970年代に入ってRIAによるT3(Brownら1)),T4(Chopraら2))が開発され,実用化されてきた.また,最近では,bound(B)とfree(F)の分離法に改良が加えられ,簡便で精度のよいRIA法が多く開発されている.一方,1975年にUllmanら3)によりhomogeneous enzyme immunoassayが報告されてから,nonRIAによる測定系が目覚ましく発展し,それらを応用した自動化器機も実用化されつつある.
 以下に,RIA法を中心とし,最近のnonRIA法の動向を含めて紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?