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免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 8・ホルモン B 甲状腺ホルモン
③遊離T4,遊離T3
著者: 酒井倫子1 金井正光2
所属機関: 1信州大学医学部附属病院中央検査部 2信州大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.815 - P.817
文献購入ページに移動遊離T4の測定は従来,平衡透析法1),ゲル濾過法2),限外濾過法3)などで行われてきたが,方法が煩雑であるため,一般化は困難であった.1980年代に入ってから,さまざまな原理のRIAが開発され,検討がなされてきたが4,5),最近は抗T4抗体と強い親和性を持つがTBGとは結合しないT4誘導体を標識物質として用いた競合反応法が主流を占めている.遊離T3についても同様の測定法が開発されている.また,同様の原理を応用したnon RIA測定法も開発されつつある.
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