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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査 わだい

光と波長

著者: 関口光夫1

所属機関: 1日本大学板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.827 - P.827

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 電荷を持った粒子が振動すると,電界や磁界は周期的に変化する.振動数が非常に速いと,電界や磁界の振動は波となって空間に放射される.この波を電磁波という.電磁波スペクトルの領域は波を発生させる方法や検出方法によって大別することができるが,さらに波長によっても分類することができる.すなわち,波長によって電波と呼んだり,光とかX線と呼んだりする.電磁波の領域を波長,放射系を基に分類すると表に示すように,波長の短いほうからγ線,X線,紫外線,可視光線,赤外線,電波の六つに大別される.いずれの電磁波も医療に汎用されており,深い関係にあることはいうまでもない.中でも臨床化学分析や免疫化学的な分析手段として使用されている電磁波は,紫外線,可視光線,赤外線である.
 電磁波のスペクトル領域を区別するための指標としては波長,振動数,エネルギーなどがあり,中でも波長を用いて表現されることが多い.波長(λ)およびエネルギー(E)は光速度(C),振動数(ν),プランク定数(h)が関与した次の(1),(2)の関係式で表される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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