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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 8・ホルモン G 膵・消化管ホルモン

③C-ペプチド

著者: 上野芳人1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院中央検査部

ページ範囲:P.868 - P.870

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C-ペプチドとは
 インスリンとC-ペプチドは,膵β細胞内でプロインスリンの分解により生じ,膵β細胞内の分泌顆粒内に貯蔵される.このインスリンとC-ペプチドは,血中のブドウ糖値の上昇などの刺激に応じて等モル比で血中に分泌される.したがって,C-ペプチドを測定することは,膵β細胞機能および内因性インスリンの分泌状態を知るうえでよい指標となる.特にインスリン治療中の患者のインスリン分泌能を知るうえで有用である.また尿中C-ペプチド一日排泄量の測定も,IDDMとNIDDMとの鑑別の一指標として有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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