icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 8・ホルモン G 膵・消化管ホルモン

④グルカゴン

著者: 大星千鶴子1 弘田明成1 島健二2

所属機関: 1徳島大学医学部附属病院検査部 2徳島大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.871 - P.873

文献購入ページに移動
グルカゴンとは
 グルカゴンは,29個のアミノ酸から成る,分子量3,485の直鎖のポリペプチドである.グルカゴンの測定には,かつては生物学的方法が用いられていたが,感度,精度とも不十分なうえ,その手技の煩雑さなどのため一般に普及するには至らなかった.近年,Ungerら1)によるグルカゴンのRIAが開発されて以来,測定法は急速に進歩を遂げ,現在特殊な場合を除き,すべてRIAによる測定がなされている.グルカゴンの測定には,免疫学的測定法一般にまつわる問題点と,グルカゴンの測定法そのものに特異的なそれとがある.今日ではそれらの多くが解決され,キット化により容易に測定が可能となったが,なお未解決の問題点も多い.
 本稿では,グルカゴンの測定法の実際とともに,それに関する問題点について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら