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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査 わだい

将来導入の見込まれる臨床検査

著者: 富田仁1

所属機関: 1京都博愛会病院

ページ範囲:P.876 - P.876

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 ■心房性ナトリウム利尿ホルモン(atrial natriuretic peptide;ANP)──ANPは,心房中に存在する新しいホルモンとして発見され,心房から分泌されて血液中を循環し,Na利尿作用と血管平滑筋弛緩作用を介して体液バランスの調節に重要な働きをしていることがわかり,心不全,腎不全,高血圧症,浮腫性疾患などの種々の病態が解明されている.健康人血漿中には,200〜400pg/ml存在するといわれ,α,β,γのタイプもしだいに明らかになってきているので,今後,上記疾患にはANPは必須の検査となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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