icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際

8・ホルモン H その他

②アンジオテンシンⅠ,Ⅱ

著者: 鈴木洋通1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.880 - P.882

文献概要

レニン-アンジオテンシン系
 レニン-アンジオテンシン系は,血圧調節のみならず水・電解質代謝にも深く関与していることが知られている.この系では,肝臓で産生されるレニン基質が,腎臓で作られるレニンによりアンジオテンシンIになり,さらに肺に豊富にあるアンジオテンシンⅡ変換酵素により生物活性をもつアンジオテンシンⅡになる.一般にこの系を評価する際には,血漿レニン活性(PRA)がその指標として用いられてきた.臨床においては,PRAの測定のみで十分とする考えかたもあるが,他方では生物活性を有するアンジオテンシンⅡを直接測定しようという試みがなされている.
 本稿ではアンジオテンシンIおよび現在筆者が行っているいくつかのアンジオテンシンⅡの測定について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら