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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際

9・血中薬物

②抗てんかん薬

著者: 西原カズヨ1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院薬剤部

ページ範囲:P.890 - P.893

文献概要

測定法の概要
 てんかんの治療において血中薬物濃度モニタリングに用いられている免疫測定法は,表に示したように多くの方法があり,それらを利用した多くの測定キットが市販されている.これらの中でラジオイムノアッセイ(RIA)は,放射性物質を扱うために測定場所が限られてしまうことなどから臨床上はほとんど用いられず,現在ではnon-isotopic immunoassay(非放射性免疫測定法)が繁用されている.この非放射性免疫測定法は,抗原抗体(免疫)反応だけの結果を利用するもの(表中のNIAとFPIA)と,その後に酵素反応を起こさせてその結果を利用するものとに分けられる.抗てんかん薬の血清中濃度測定でもっとも普及している方法は表中のFPIAであるが,「抗生物質」の項にその詳細は述べられており,その原理,方法などはほとんど同じであるので,本項ではネフェロメトリックイムノアッセイ,ホモジニアスエンザイムイムノアッセイおよび基質標識蛍光イムノアッセイについて記す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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