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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 9・血中薬物

③循環器疾患薬

著者: 西原カズヨ1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院薬剤部

ページ範囲:P.894 - P.897

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測定法の概要
 循環器疾患薬の血中濃度測定に利用されている免疫測定法は,表に示したように多くの方法がある.特にジゴキシン,ジギトキシンは,濃度が低いために測定には種々のくふうがなされており,測定原理は他の薬物キットと同じであっても実際の測定では前処理操作などが必要である.循環器疾患薬の測定に広く利用されている免疫測定法は,表中に示したFPIAであるが,原理などは同じであるので「抗生物質」の項を参照されたい.しかし,ジゴキシンおよびジギトキシンの測定法では前処理が必要であるので,その操作法についてのみ記す.表中のHTEIAではB/F分離操作に興味深いものがあるが,実際の測定ではやや手間がかかるので省略する.そこで,本項ではすでに「抗てんかん薬」の項で記した測定法以外の方法(表中のACMIA,RPIA,ARIS)について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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