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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻7号

1988年06月発行

文献概要

免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際 9・血中薬物

④抗生物質

著者: 中原保裕1 倉品修平2 伊佐野京子2

所属機関: 1日本医科大学附属多摩永山病院薬剤科 2日本医科大学附属多摩永山病院中央検査室

ページ範囲:P.898 - P.900

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アミノグリコシド系抗生物質の血中濃度測定の意義
 1.対象薬物
 臨床の場で感染症の治療や予防のために用いられる抗生剤の中で,血中薬物濃度測定の対象となっている薬物は,アミノグリコシド系抗生物質(AGs)で,主な医薬品名は表1に示したとおりである.
 2.血中薬物濃度測定の必要性
 AGsの血中濃度と薬効や毒性発現との間には高い相関性があることが示されて以来,個々の患者に対して治療に有効な血中濃度を保つことができるような薬物の投与量,投与時間を設定することの重要性が認識され,その手段として,臨床の場で迅速に薬物の血中濃度測定が可能なシステムの開発が進んだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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