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免疫化学検査法 資料
免疫化学検査に使われる測定機器
著者: 大沢進1
所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.912 - P.915
文献購入ページに移動 抗原抗体反応を利用した測定用機器は,過去5年ほどの間に急速な進歩を遂げた.従来のRIA用や用手法によるEIAのみがその主な方法であったにもかかわらず,試薬や自動化機器の開発により,多種多様の原理と機器を組み合わせた自動機器が市販されるに至った.まさに測定方法の多様化を迎えたと思われる.しかし,多様化が進むにつれ,その選択も容易ではなくなった.また,免疫学的測定法は生化学検査,血清検査,血液検査などの領域にオーバラップし,その境界線も薄れて,大型の自動機器で同時に測定することさえ行われており,従来の検査室の運用形態にも影響を与え始めている.
測定方法を大別すると表1のとおりである.目的物質の濃度が高い成分(免疫グロブリンなど)は比濁法が主流を占め,従来の専用分析機の測定から汎用の生化学自動分析装置へ移りつつある.これは汎用機器メーカーが免疫学的測定も可能とするため,プロゾーン検出や多点検量線機能などを新たに加えたことなどが考えられる.また,試薬メーカーでは検体を無希釈で測定できる試薬の開発も挙げられる.
測定方法を大別すると表1のとおりである.目的物質の濃度が高い成分(免疫グロブリンなど)は比濁法が主流を占め,従来の専用分析機の測定から汎用の生化学自動分析装置へ移りつつある.これは汎用機器メーカーが免疫学的測定も可能とするため,プロゾーン検出や多点検量線機能などを新たに加えたことなどが考えられる.また,試薬メーカーでは検体を無希釈で測定できる試薬の開発も挙げられる.
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