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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻8号

1988年07月発行

文献概要

病気のはなし

HAM(HTLV-Iミエロパチー)

著者: 納光弘1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第三内科

ページ範囲:P.926 - P.930

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サマリー
 成人T細胞白血病を起こすレトロウイルスHTLV-Iが,痙性脊髄麻痺というまったく別の病気にかかわっていることが明らかとなり,注目されている.この病気は,HAMの略称で呼ばれ,全国で400例を超える患者の存在が明らかとなっている.カリブ海を中心に存在する熱帯性痙性脊髄麻痺もその大半は,HAMと同じ疾患と考えられている.検査上,重要なことは,血中と髄液の抗HTLV-I抗体が陽性であることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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