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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻8号

1988年07月発行

文献概要

技術講座 一般

尿沈渣の見かた4—結晶成分

著者: 菊池亮1

所属機関: 1産業医科大学医療技術短期大学

ページ範囲:P.951 - P.955

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サマリー
 尿沈渣中の結晶・塩類について出現機序を4通りに分類し,機序と出現する結晶について概説した.結晶成分を特異的に証明し同定する方法として,生化学検査で用いられている試薬,操作手順を尿沈渣中の結晶に応用することの有用性と具体例を示した.
 分離分析法は,日常の検査の中で取り入れられるようくふうしたTLC法について,アミノ酸尿を対象として,手技を中心に詳細に記述した.腎・尿路結石症の尿沈渣中に見られる結晶・塩類は結石成分を反映している可能性が高いことなど,結晶・塩類を正しく鑑別,同定することの重要性を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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