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コーヒーブレイク
フローサイトメトリー
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ページ範囲:P.955 - P.955
文献購入ページに移動 フローサイトメーターを初めて見たのは、もうずいぶん前だったような気がする。病院から派遣され、面倒な手数をかけ白黒表示される図柄を見て、やっかいな器械だと思った記憶がある。それから数年を経てカラー表示されるようになり、それを初めて見たときの感動は忘れられない。キラキラ輝く画面、紺碧の大空に赤、オレンジ、緑の星雲がまばゆいばかりに散りばめられている。大げさにいえば大宇宙の中に一人置かれたような心持ちだった。ガガーリン少佐が地球は蒼かったと言って宗教家になってしまった気持ちがわかるような気がした。あの美しい世界を画にしたいと考えたのが本紙の表紙となるキッカケである。しかし、その結果は何というイメージギャップだろう。そうだ、もうこれは勉強の場と考えるより仕方がない。
表紙の図柄の説明で、本紙一月号で中原一彦先生が述べられているように、フローサイトメトリーによる細胞表面抗原すなわち表面マーカーの検索は、各種疾患の診断および病態解明のためにたいへん役だっている。Tリンパ球、Bリンパ球はもちろんのこと、形態観察で同定の難しい巨核球さえモノクローナル抗体があればすぐわかる。
表紙の図柄の説明で、本紙一月号で中原一彦先生が述べられているように、フローサイトメトリーによる細胞表面抗原すなわち表面マーカーの検索は、各種疾患の診断および病態解明のためにたいへん役だっている。Tリンパ球、Bリンパ球はもちろんのこと、形態観察で同定の難しい巨核球さえモノクローナル抗体があればすぐわかる。
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