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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻8号

1988年07月発行

文献概要

マスターしよう検査技術

クラミジアの検出法

著者: 橋爪壮1

所属機関: 1千葉大学看護学部

ページ範囲:P.959 - P.963

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 クラミジア(Chlamydia trachomatis)の検査の尿路性器感染症では,尿道または子宮頸管からの病原体分離もしくは抗原検出が重視される.しかし,乳児肺炎,卵管炎,骨盤内炎(pelvic inflammatory disease;PID)では,鼻咽腔,子宮頸管からの抗原検出のほかにIgA,あるいはIgMを含めた抗体検査が必要となる.また子宮頸管からの抗原検出は1回だけの検査では100パーセントの抗原検出は難しく,IgA,IgG抗体の存在が感染のよい指標となるので,抗体検査も欠かせない(表).以下,簡単に検査の術式を紹介したい.なお検査法について詳しく知りたい方は,『微生物検査必携第3版—ウイルス・クラミジア・リケッチア検査』(日本公衆衛生協会),『クラミジア感染症の基礎と臨床』(金原出版)を参照されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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