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文献詳細

雑誌文献

検査と技術16巻9号

1988年08月発行

文献概要

病気のはなし

アルツハイマー病

著者: 朝長正徳1

所属機関: 1東京大学医学部附属脳研究施設脳病理学

ページ範囲:P.1046 - P.1051

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サマリー
 アルツハイマー病はもともと初老期の進行性痴呆を指したが,最近になり,老人に多い老年痴呆のほとんどが,このアルツハイマー病と同じものであることがわかった.アルツハイマー病の原因は不明であるが,家族性アルツハイマー病で第21番目の染色体に異常遺伝子が発見された.また,脳に沈着するアミロイドの遺伝子も21番染色体にある.もう一つの異常であるPHFは,タウとユビキチンから成る.神経伝達物質では記憶系のアセチルコリン経路のみならず,大脳へ投射するノルアドレナリン,セロトニン経路も障害される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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